日本人にとって最も厄介な「Yes」と「No」の使い方!

YES or NO

私がベルギーに駐在していた頃の恥ずかしい経験をもとに、日本人が間違えやすい「Yes」と「No」の使い方についてご紹介したいと思います。

 

安倍総理とトランプ大統領の日米会談の前に行われた撮影会で、日本人記者団の問いかけに対してトランプ大統領が、

 

What did they say?

 

と安倍総理に尋ねたところ、安倍総理は、

 

Please look at me.

 

と答えたため、トランプ大統領が安倍総理を見つめる・・・というシーンを見ていて、ベルギー駐在時代の私自身の恥ずかしい出来事を思い出しました。

日米会談

出典 : United Press International, Inc.

 

ハッセルトのホテルのチェックインカウンターで

ホテルのチェックインカウンター

 

当時私はベルギーのハッセルトという所にあるホテルから現地の会社へ通っていました。

 

ある時、同僚と二人でフランスのパリへ仕事に出かけたのですが、そこでトラブルが発生したため、そのトラブル処理のため友人一人がパリへ残り、私一人がハッセルトへ帰ることになったのです。

 

ハッセルトのホテルへ戻った私は、ホテルのカウンターで受付の人に「彼は今日帰ってこない」という事を伝えました。

 

その時何と言ったかは正確には覚えていませんが、

 

He doesn’t return this hotel today because of his work.

(文法的には間違っていますが、ヨーロッパの人が話す英語は時制についてはいい加減だったのでこれで十分でした)

 

といったような事を言ったと思います。

 

すると、ホテルの受付の人が、

 

OK, he does not return tonight, right?

 

と確認してきたので、

 

Yes

 

と答えました。

 

簡単な英語なのに伝わらない理由が分からない!

悩む男性

 

すると、ホテルの人は困ったような顔をして再度

 

He does not return tonight, right?

 

と聞いてきたので、私も再度

 

Yes.

 

と答えたのですが、ホテルの人は更に困った顔をしながら

 

Does he return or not return?

 

と聞き返してきたので、私は

 

He does not return tonight.

 

と答えました。

 

日本語の “はい” には、”Yes” と “No” の意味がある!

皆さんはもうお分かりだと思いますが、私が答えた “Yes” の意味は、

 

“はい、彼は今日戻ってきません” の日本語の “はい”=”Yes” と言ってしまったわけです。

 

日本語では何もおかしくないのですが、英語では

 

“Yes, he does not return tonight.” という文章はあり得ないのです!

 

日本語では、

 

“はい、彼は今夜戻ってきません。” でOKですが、

 

英語で言う場合は、

 

“No, he does not return tonight.” と言わなければならないのですよね。

 

英語を学習していた時には完全に理解出来ていたと思っていたのですが、全く理解できていなかったという訳です。

 

この後も、同じような間違いを何度となくやってしまった記憶がありますが、こんな簡単な英語(文法)であっても日本人にとっては厄介なんだという事を思い知らされた出来事でした。