ダルビッシュ有が教える「勉強なしで話せるようになった英会話の上達法と発音のコツ」とは?

ダルビッシュ有

2012年にレンジャーズと契約し渡米したメジャーリーガーのダルビッシュ有と言えば、野球ファンでなくても誰もが知っている超有名人ですが、メジャーへ行った1年目はほとんど英語が話せなかったそうです。

しかし最近のインタビュー動画を見ると、外国人の取材に対してかなり流暢な英語で答えているのが伺えます。

ダルビッシュ 有は、いったいどのようにして英語をマスターしたのでしょうか?

 

彼自身のYouTubeチャンネル「Yu Darvish」の動画の中で詳しく解説してくれていますので、今回はダルビッシュ有が英会話をマスターした方法について見ていきたいと思います。

ダルビッシュ有が英語を話せるようになった経緯

 

以下は、動画の内容を要約したものです。

ダルビッシュ有の子供時代

ダルビッシュ有の父親はペルシャ人ですが、ダルビッシュが小さい頃から英語で話しかけていた。

 

母親は日本人なので日本語で話しかけていたので、英語と日本語の割合は半々くらいでした。

 

英語で言われている事は徐々に理解出来るようになっても、話すという事をしていなかったので、英語で言われたことに対して日本語で返していた。

 

また、父親は難しい英語の単語を使っていなかったので、それほどレベルの高い英語を聞いていたわけではなかった。

 

2012年~2017年頃の英語の実力は?

ダルビッシュ有がメジャーへ行った1年目(2012年)は、周りが英語で喋っている内容はちょっと分かる程度でほとんど分からなかったし、もちろん話すことも出来なかったので、1年目はずっと通訳の人に頼っていた。

 

なのでチームメイトにもバカにされていた。そんなレベルだった。

 

小さい頃、父親が英語で話しかけてくれていたのである程度自信はあったが、全くダメだった。

 

トミージョン手術(肘の靱帯断裂に対する手術)を受けたのが渡米して4年目の2015年の春で、手術後のリハビリについてはダラスのDMIという所で通訳なしでリハビリ施設に通っていた。

 

その時点では、ある程度コミュニケーションが取れる程度ではあったが、深い話まで出来るレベルではなかった。

 

2017年前半まではそんな状況が続いていた。

 

その間、相手が言っている事を理解できる範囲は徐々に増えていったが、話すことはあまりしなかったので、話すレベルは大したことはなかった。

 

ただし、発音に関してはセンスがあったのかまあまあだった。

 

現在でも発音に関しては褒められることが多い。

 

どのあたりから英語が上手くなっていったのか?

それは意外と最近の事なんです。

 

レンジャーズにいた時は、通訳をしてもらっていたが、2017年7月にドジャーズに行った時に、ドジャーズの選手達がダルビッシュの事を知りたがって、いろいろと話しかけてきた。

 

その時自分で普通に返事をしていたら、「You、英語できるじゃん!」、「なんでそんなに英語できるの?」と驚かれ、喜んでくれた!

 

その時は前田選手がドジャーズに1年ちょっといた時期だったが、彼もその時は近くに通訳の人が常にいた。

 

日本からの選手は通訳に依存している人が多い。

 

なので日本人に対するイメージがそう思われていたので、ダルビッシュが少し英語を話すと、とても感動してくれたという事らしい。

 

相手が喜んでくれたので、自分も嬉しくてどんどん英語を話すようになっていった。

 

監督やコーチから呼ばれた時も、自分一人で行くようにしていた。

 

自分が英語を話すと毎回喜んでくれるので、それが自分のモチベーションにもなって、さらにどんどん英語を話すようになっていった。

 

なぜ子供は英語を勉強しなくても話せるようになるのか?

その頃自分の息子が幼稚園に行っていたが、子供は英語を勉強しなくても英語を話せるようになっていく。

 

それを見ていて、子供はなぜ勉強しなくても英語を話せるようになっていくんだろうと疑問に思っていた。

 

子供達は日本語も英語も話すのだが、自分に対して何かを試しているようだった。

 

もちろん間違った言葉遣いも多々ある。

 

それを見ていて、この子たちはこの言葉はこういうところで使うんではないかと仮説を立てて話し、それが間違っていたら、また別の仮説を立てて話す。

 

このような事をいちいち深く考えているのではなく、本能的にそれをやっていくから上手になっていくんだな~と自分の中で思っていた。

 

ダルビッシュ自身の場合はどうだったか?

自分は英会話に関する勉強は、アメリカに渡ってからも一切やっていない。

 

文法なども一切やっていない。

 

何をどういう時に使うのかというのは今でも良くわかっていないのだが、音やタイミングやテンポなどそういったもので覚えている。

 

もちろん間違っているところもたくさんある。

 

勉強ではなく、自分の中で選手たちみんなが話しているのをどんどん聞いて、この言葉はこういう時に使うんだというインプットをしていた。

 

ただアウトプットをしないと脳に入っていかないと思い、話しているのを聞いていて気になった言葉はメモして、別の人に使ってみるとかして、それで反応が良かったらまた別の人に使う。

 

分からない単語などがあれば、調べたり英語ペラペラの日本人の方に聞いたりはしていた。

 

ダルビッシュ流 英会話習得術

簡単に言うと、「喋れ」ということ!

 

勉強のようなインプットだけでなく、週1回や週2回英会話レッスンに行っていたとして、そこでいくら勉強したり先生と話したりしても、アウトプットをしている時間が短すぎて、インプットばかりが多くなって結局は頭に入ってこない。

 

週1回や週2回英会話レッスンに行っていたとしても、英語を話す外国人の友達とつるむとか、外国人しかいないようなバーへ行って話してみるとか、友達を作って話してみるというのは大事だと思う。

 

アメリカへ来る日本人留学生

アメリカへ来てみると、日本からの留学生も多い。

 

留学して1年2年いるが、英語はいまいちという人は結構多い。

 

そういう人たちは、外国へ留学しているのに日本人同士で集まる、それが一番楽だから。

 

アメリカにいて学校でも勉強しているが、プライベートな場では日本語だけで話しているから英語のアウトプットの場が少なすぎて頭に入ってこない。

 

とにかく英語を話すこと、そして試すこと。

 

英語の発音について

英語の発音については自分も完璧ではないが、一般の日本人よりは良いと思う。

 

それにはコツがあって、日本人は例えば「Hamilton」と発音する場合、「ハミルトン」というカタカナ発音を基に英語っぽく発音しようとするからおかしくなる。

 

しかし本当の発音は「ヘーモーテン」みたいな感じで発音する。

 

英語を実際に聞いて、聞こえた音を文字にすると全く違ったものになる。

 

そういう発音をする事で、アメリカ人は理解しやすくなる。

 

アメリカ人で多いのがちょっとでも発音が違うと全く理解してくれないという人が結構いる。

 

ただ、ラテン系の人や第一言語が英語でない人、例えば母語がスペイン語の人などは、文法や発音がめちゃくちゃでも結構理解してくれる。

 

おそらく自分たちもそうだが、たぶんそう言いたいのだろうと理解しようとするから。

 

第一言語が英語の人たちは文法や発音がめちゃくちゃだとなかなか理解してくれない。

 

なので発音というのは意外と大事です。

 

いくら文法が完璧であったとしても発音が全くダメだったら全く通じないという経験をしている人も多いと思う。

 

発音については英語を話している人の発音をよく聞いて文章に書き起こして、本当は何と発音しているのかきちんと確認した方がよい。

 

まとめ

勉強といったインプットだけを行うのではなく、アウトプットの時間を多くとる。

 

発音については前に言ったような事(聞こえた音を基に覚える)をするとアメリカ人が聞き取りやすくなって、コミュニケーションが取りやすくなると思う。

 

自分もまだ完璧ではないが、今年から通訳なしで1年間ずっとアメリカ人の記者、もちろんヘルプももらいながらやってきた。

 

自分も高卒で英語の勉強も全くやってこなかったが、こんな自分でも話せるようになるので、意外と英語は難しくなく、ちょっとした工夫とか取り組み方の違いで話せるようになるんじゃないかと思います。

 

ダルビッシュ有の英会話の上達法(動画)を見ての感想

ダルビッシュ有の父親がペルシャ人という事もあって小さい頃から英語で話しかけていたとはいえ、メジャーリーガーとして渡米した2012年は、全くと言っていいほど英語が話せなかったというから驚きです。

 

現在のインタビュー動画を見ていると、以前から英語が話せたのではないかと思わせるほど流暢というか、自然に英語を話しているように見えます。

 

渡米して4年目の2015年の春に受けたトミージョン手術後、通訳なしでダラスのDMIというリハビリ施設に通っていたのが英語上達の最初のキッカケだったと思います。

 

彼自身は、その時点での英語レベルについて「ある程度コミュニケーションが取れる程度」と言っていますが、通訳を通さなかったという事で周りが全て英語という環境の中に身を置いたというのが大きかったと思います。

 

トミージョン手術を受けた2015年の春から2017年前半まではそんな状況が続いていたと言っており、その環境が約2年間も続いたことになります。

 

彼の英語の上達にとっては、この2年間という期間はかなりプラスの影響を与えたものと考えられます。

 

その後2017年7月にドジャーズに行った時に、ドジャーズの選手達からいろいろと話しかけられてきた時に、普通に返事をしていたら英語できるのという事で驚かれ、喜んでくれた!

 

ダルビッシュが英語を話すと毎回喜んでくれるので、それが彼のモチベーションにもなって更にどんどん英語を話すようになる

 

また、まわりが話しているのを聞いていて分からない単語などがあれば、調べたり英語ペラペラの日本人の方に聞いたりといった努力も続けていたようなので、その後は加速度的に英語が身に付いていったのだと想像できます。

 

更に発音についても、日本人がよくやるカタカナ発音ではなく、ネイティブが発音した音を基にして練習することを勧めています。

 

今回の動画はダルビッシュ有個人の意見かもしれませんが、彼の実体験に基づいたものであり、以下のインタビュー動画を見ると、その成果については実証されていると言えるのではないでしょうか?

 

どんなにホームランを打つ方法について理論的に詳しくなったとしても、実際に打つ練習を全くしなければ、ホームランどころかボールを前に飛ばすことさえ出来ません!

 

英会話もいろんなインプットを行った後は、話せ・話せ・話せ!ですね。

 

 

アウトプットの練習にはオンライン英会話も利用価値大ですよ!