ほぼ完ぺきな日本語を話すニック先生が「日本人が英語を話せない3つの理由」について解説

Nic Williamson

「日本人が英語を話せない理由」については、他の記事でもいくつか紹介していますが、今回は日本語ペラペラのニック先生が指摘している「日本人が英語を話せない3つの理由」についてご紹介させて頂きます。

 

ニック・ウィリアムソン(Nic Williamson)について

まずはニック先生(ニック・ウィリアムソン氏)についてご紹介します。

 

ニック先生はオーストラリアのシドニー出身で、外国人に英語を教える英語学校をシドニーに設立した父と、第1外国語としての英語の教え方を専門とする言語学者である母を持つ、英語教育のサラブレッドと言われています。

 

日本へ行きたいと思い中学校から日本語を学び始め、硬い勉強を好まない性格と鋭い分析の才能から効率的な学習法を独自に考え出し、語学(とくに日本語)習得のコツを掴み、最低限の勉強で常に学年トップの成績を維持していたそうです。

 

ニックが日本語を習得した経験と、シドニー大学で研究していた神経心理学(言葉を覚えるメカニズムなどを学ぶ学問)の知識を基に、面白くて効率的な英語習得法を独自に開発したのが「ニック式英会話」と呼ばれているものです。

 

大学在学中には、オーストラリアの日本大使館が主催する「全豪日本語弁論大会」で優勝。

 

現在は、英会話スクール以外にも大手企業の企業研修、大学での講義、SKYPerfect TVの番組の司会など幅広い活動を行っています。

 

また、ダイヤモンド社やKADOKAWAなどから初心者や中級者向けの英語本を8冊出していて、英会話アプリも3種類開発しています。

 

これらの教材は、日本人へ英語を教えた20年間の経験から、日本人がつまずきやすいところや理解しにくいところを把握しているため、日本人に特化した勉強法だと言えそうです。

 

日本人が英語を話せない3つの理由

ニック先生は、日本で20年間日本人に対して英語を教えてきた経験から、「日本人が英語を話せない3つの理由」について以下の3つの理由を挙げています。

 

口に出す練習をしないから、話す神経回路が作られない!

神経回路

 

読み書きの勉強をすれば英語を読み書きする能力は身に付くが、英語を話せるようにはならない。

 

野球のピッチングに関する理論をどれだけ学んで理解出来たとしても、実際にピッチング上手くなるわけではない。

 

ピッチングそのものの練習をたくさんしなければ、上手に投げることは出来ない。

 

但し、がむしゃらに投げる練習をやっても正しい投げ方は身に付かないので、正しい投げ方で練習しなければならない。

 

英語の場合も、決まった文型やテンプレートに沿って口に出す練習を繰り返す事が重要。

 

実際に外国の人と話す前に、前もって口に出す練習をしておくと、実際に話すときに言葉が出やすくなる。

 

日本人は事前の練習をせずに、いきなり外国人と話す練習をしてしまうので、多くの人が話せなくて落ち込んでしまう(嫌になってしまう)。

 

新しい文章やフレーズを覚えたら、その文章やフレーズの一部を自分の知っている単語(動詞や形容詞)に置き換えて練習することで、多くの文章を話せるようになる。

 

文法的な事を考えず一つの文章を一つの単語のように覚える。

 

全ての文章を覚えていくのは効率が悪いので、一つの文章を覚えたら文章中の一部を置き換えて、言える文章を増やしていく。

 

【具体的な例】

「How old are you?」を新しく覚えたら、以下のような置き換え練習をする。

 

How hungry are you? どれくらいお腹が空いていますか?

How late are you? どれくらい遅れてますか?

How tired are you? どれくらい疲れてますか?

How confident are you? どれくらい自信ありますか?(自信のほどは?)

How worried are you? どれくらい心配なんですか?

How sick are you? どれくらい具合悪いんですか?

How drunk are you? どれくらい酔ってるの?

How busy are you? どれくらい忙しいですか?

How tall are you? 身長はどれくらい?

How heavy are you? 体重はどれくらい?

How close are you? どれくらい親しいですか?

 

これまでの日本の教育では、How old are you? と How tall are you? をやったら終わり!もったいない!

 

一つの文章を覚えたら、一部を置き換えて言える事をどんどん増やす!

 

日本人の場合は、理屈を理解した時点で満足してしまうため、頭では理解しているが話せないという現象が起こってしまう。

 

もう一つオススメしたい練習は、英語で独り言をいう。

 

例えば家の掃除をしている時は、I’m cleaning the house.

会社にいて家に帰りたい時は、I want to go home!

 

思っていることをどんどん英語で言ってみる

 

多くの日本人は、英語に関する理屈(解説動画などから)を理解したところで満足してしまう。

 

理屈を理解することは、ゴールではなくスタート。

 

真のゴールとは、理屈を意識せずに正しく話せるようになる事。

 

ゴールにたどり着くためには、練習を続けるしかない。

 

なので頭では分かっているのに喋れないという日本人が非常に多い。

 

それは理屈を理解した時点で満足し、喋る練習をしないからである。

 

細かく考えすぎてしまうため迷ってしまう

考えすぎて英語を話せない

 

日本人は、英語を話そうとする際にいろんなことを考えすぎて結局口から何も出てこなくなってしまう。

 

特に一つ一つの単語を意識してしまうため、文章を作れなくなってしまう。

 

例えば「家に帰る=go home」 を例に挙げると、

 

多くの日本人は “go” と “home” を別々に意識しているので、文章を作る時に “to” を入れる必要があるのか?、”my” を付ける必要があるか?、”home” と “house” のどちらが良いのか?などといろいろ考えて迷ってしまうため、結局文章が作れなくなってしまう。

 

また、受験勉強の影響から「この場合の “home” は副詞だから前置詞は必要ない?」などと考えてしまうのも喋れなくなる要因の一つだ。

 

実際に会話をしている最中に細かい文法を考える暇はない。

 

英語を話せるようになる為には、会話している場面で考える量をどれだけ減らせるかが勝負。

 

考える量を減らせるコツは、「かたまり」で覚えること!

 

“go home” などは一つの単語として覚える。

 

日本語を話すときも、細かい文法的な事は一切考えずに喋っているのと同じ。

 

日本の受験勉強や教育が必要以上に難しいため混乱する

受験英語

 

日本人の受験生に英語を教えたことがあるが、難し過ぎてニック先生自身もいやになった記憶がある。

 

その時、日本人が英語を嫌いになる理由が理解出来た。

 

日本人は、非常に難しくて細かい、更にめったに使わない文法や単語をたくさん勉強させられている。

 

実際に使用されている英語の80%は、簡単なルールでできている。

 

それにも関わらず、日本の受験勉強では残り20%の難しいところにこだわりすぎている。

 

だから日本人は、英語が難しいものと理解して混乱してしまい話せなくなる

 

最近では新しい英語学習用のアプリなども数多くあるが、受験勉強のためのアプリが多い。

 

日本人が英語を話せるようになる為には?

ニック先生は、日本で20年間日本人に対して英語を教えてきた経験から、日本人が英語を話せるようになる為の方法として、以下の事を提言しています。

 

それまで何年間も学習してきても喋れるようになっていない日本人が、未だに同じやり方をやっている人も結構いるようだ!

 

英会話教室へ何年通っても英語を喋れない人が多いのは当然。

 

英会話教室のネイティブの先生であっても、英語を教える能力は別物

 

テキストを使って先生に続いて読みの練習をしたり、発音の練習をしたり、あとは何となく話しているようでは英語は上達しない。

 

英語を話せるようになる為には、以下の事を実践しなければならない!

 

シンプルに考える

 

「かたまり」を意識する

 

口に出す練習をして神経回路を作る

 

オンライン英会話を「口に出す練習」として利用する!

ニック先生も日本人が英語を話せない理由の一番目として「口に出す練習をしないから、話す神経回路が作られない!」事を挙げています。

 

口に出す練習の重要性」については、当サイトでも繰り返し提言してきています。

 

口に出す練習方法の一つとして、ニック先生は「独り言をいう」事を勧めています。

 

しかし、私自身もやってみましたが、なかなか続かないものです。

 

その点、オンライン英会話を利用した場合は、予約した時間が来れば嫌でも英語を口から出さなければならなくなります。

 

私のように一人だけで何かをやり続けることが難しいという方は、オンライン英会話のようなシステムを利用するのも一つの手だと思います。

 

今回の記事は、以下のニック先生の動画をまとめたものですが、ニック先生が話す日本語の完璧さから記事の内容に対して説得力を感じて頂けると思いますのでぜひご覧ください。

 

(参考)ニック式英会話 YouTubeチェンネル