「英会話をマスターするための最良の勉強法とは?」と題して他のページでご紹介していますが、私個人にとっての最良の勉強法(海外ドラマ勉強法)についてご紹介させて頂きます。
なぜ海外ドラマが私にとって最良の勉強法なのか?
どんなにすばらしい英会話教材を使って学習したとしても、或いはどんなに有名な英会話スクールで教え方の上手な講師からマンツーマンで習ったとしても、それらを続けることが出来なければ、英会話を習得する事は出来ません!
そこで私もこれまでいろいろな学習方法を試してきましたが、最終的に三日坊主の私でも継続できる勉強法として選んだのが「海外ドラマを使って学習する」方法です。
海外ドラマであれば、現状でもほぼ毎日見ていますし、これを英会話の学習に結びつける事が私にとっては最良の方法であると考えたわけです。
学習に使用する海外ドラマを選ぶ
当然の事ですが、まずはどの海外ドラマを使って学習するのか選ぶ必要があります。
かと言って海外ドラマなら何でも良いという訳でもありません。
学習に適したもの、且つ継続できるものを選ぶ事が出来なければ、結局は他の勉強法と同じように途中で止めてしまう可能性が大きいですからね。
ネット上で「海外ドラマ勉強法」について書いているブログなどを見てみると、だいたい以下のようなものをオススメとして紹介している人が多いようです。
・フレンズ :日常生活を描いたドラマで多くの人が勧める王道的なもの
・ゴシップガール :男女の交流を描いたドラマで特に若い人にはオススメかも?
・フルハウス :一般家庭で話される日常会話が中心なので特に初心者にオススメ!
また、以下のようなものは学習用としては不向きなドラマという意見が多いようです。
戦争・ギャング物:スラングが多すぎる・会話が少ない・効果音が大きすぎる
医療系:専門用語が多すぎる
上記のオススメのドラマも少しだけ見てみましたが、私にとって面白いと思えるものがなかったので、他のページでも紹介している「LOST シーズン6 」を使うことにしました。
この「LOST」という海外ドラマを教材として選んだ理由は、DVDが手元にあったからという事もありますが、主な理由としては、
・飛行機が太平洋上のある無人島に墜落し、国籍や人種がバラバラの生存者たちがお互いに協力して生き延びていくというストーリー展開が非常に面白く、シーズン1から6までの合計121話を最後まで飽きずに何度も見ていたこと。
・無人島内での限られた会話だけでなく、登場人物の過去が随所に挿入される構成となっているため、様々な場面での日常生活で使用される英会話にも触れることが出来る。
・いろんな国籍の人が登場するため、国の違いによる英語の発音の違いを知ることが出来る。
【主な出演者の国籍】
ジャック:アメリカ ワイオミング州出身
ケイト:カナダの女優
サイード:イギリス ロンドン出身
クレア:オーストラリア出身
ジン:韓国・釜山生まれ
デズモンド:スコットランドの俳優
最終的には何度見ても面白くて飽きないようなものを選ぶ事が継続の秘訣だと思います。
海外ドラマを利用した私の学習方法
海外ドラマを使った学習方法についてネット上で調べてみると、以下のようないろんなやり方が紹介されています。
【やり方の例】
パターンA
1、英語音声+日本語字幕(ドラマの内容を知る)
2、英語音声+英語字幕(聞き取れないセリフを字幕で確認する)
3、セリフに重ねて声に出す(何度も繰り返す)
パターンB
1、英語音声のみ(字幕なし)
2、英語音声+日本語字幕
3、英語音声+英語字幕(一時停止しながら、意味を調べる)
パターンC
1、英語音声のみ(字幕なし)
2、英語音声+英語字幕
3、英語音声+日本語字幕
4、日本語音声+英語字幕
5、英語音声、英語字幕(ここで英語の意味を調べる)
パターンD
1、英語音声+日本語字幕
2、英語音声+英語字幕
3、英語音声のみ
4、シャドーイング
5、アウトプットの練習
上記のどのやり方についても解説を読むとそれなりに納得できるのですが、あまり形にとらわれ過ぎると長続きしそうもないので、とりあえず以下のやり方でスタートすることにしました。
1、日本語音声のみ・・・ドラマの内容を理解する (すでに何度も見ているので省略)
「英語の音声になれる事が重要なので日本語音声は聞いてはいけない!」という意見もありますが、この段階での目的は話の大筋を理解することですので、私の場合は日本語で楽しく見るようにしています。
2、英語音声のみ・・・どの程度聞き取れるか、理解できるかとりあえず見てみる(1話のみやってみて、ほとんど理解出来ない場合は次の3に進む)
3、英語音声+英語字幕・・・字幕を見て喋っている事を理解しつつ英語音声に慣れる
ここで2と3を繰り返しながら、ある程度理解できるようになるまで1話づつ進めた方が良いのかもしれませんが、飽きてしまいそうなので、2と3を1回やったら最終話まで見てドラマ自体を楽しむ。
4、英語音声+英語字幕・・・1話に戻って今度は日常生活で使えそうなセリフが出てきたら一時停止してセリフをリストアップし、意味が不確かなものは辞書で調べて覚える → 最終話までこれを繰り返す
5、英語音声のみ・・・1話から最終話までを何度も繰り返す
6、英語音声+シャドーイング・・・英語音声のみである程度理解できるようになったら、シャドーイングを行い、少なくとも4でリストアップしたセリフくらいは口からスラスラ言えるようになるまで繰り返す
海外ドラマを利用した学習の効果について
前記のやり方でどの程度の効果が上がるかについては定かではありませんが、とりあえずこの方法で頑張ってみようと思います。
ただあまり気を張りすぎると、これまでと同じように三日坊主になりかねないので、気楽な気持ちで大好きなドラマを楽しむ事を第一に考え、ついでに英語の学習をするくらいのつもりでやってみたいと思います。
なお学習の効果についてですが、客観的な評価としてはTOEIC等を受験して点数の変化を見ていけば良いのかも知れませんが、これまたプレッシャーのあまり途中で投げ出す事になってしまいそうなので、ベルギーの友人と会話する中で、彼に評価してもらおうと思っています。
彼とは最近では数ヶ月に1回程度しか話す機会がなく、毎回ほとんど自分の言いたい事の10%も言えないまま「I'll send you an E-mail later.(後でメール送っとくよ)」で会話が終了するというなんとも情けない状態が続いていたので、ここで少しでもレベルアップして、ちょっとでも彼にほめて貰えるように頑張りたいと思います。
<追記>
上の学習方法で約3ヶ月間やってみましたが、結局あまり進歩は実感出来なかった・・・というのが正直な感想です。
ですが今回の事で、私にとっての大きな間違い(勘違い)に気づくことが出来たと思っています。
それは、使用した教材の選定方法に関するものです。
詳細は以下の記事を参照してください。
→ オンライン英会話で役立つ初心者向けリスニング上達のための究極の方法