Bula!(フィジー語でこんにちは)
…とのんきに挨拶しているときではないかもしれませんが、実は前回より紹介している南太平洋の楽園、フィジー共和国で、12月14日(水)に総選挙を控えているんです。
政治的に緊張が高まっていると言ってよいでしょう。
メディアをフルに使った選挙キャンペーン、投票の呼びかけ、支援者の顔入りTシャツをお揃いで着て士気を高めるなど、迫る選挙への雰囲気が伝わってきます。
フィジー総選挙2022年まで あと3日20時間37分50秒と表示されたバナー
フィジーでのクーデター
日本からも英語学習目的の渡航人数が多くなっているフィジー、友好的な人柄と素晴らしい自然、住むのにも安全と評価されています。
そんなフィジーではありますが選挙にまつわり、クーデターが起きた過去もあります。
日本大使館のHPではフィジー在住日本人のために、情報を発信しこの選挙期間は行動に注意を払うよう呼びかけているようです。
今回の注目は過去にクーデターを先導した2名の指導者が、二人とも候補者として出馬していることです。
フィジーファーストから出馬の現首相バイニマラマ氏も過去のクーデターの主要人物です。
4年前彼に敗れたランブカ氏も過去にクーデターを起こしています。
人口90万にも満たない、日本の四国ほどのこの国で、熱い戦いが起こっているはずです。
特に近年は中国の影響力も強くなりつつあり、この選挙はフィジー国外からも注目されていると言っていいでしょう。
選挙による雇用
また、村では選挙景気(笑)も起こっています。
仕事のない村人が選挙のために短期的に雇用され、朝は車でのピックアップから仕事が終わってからの家までの送り付きで謝礼もまんざらではないそうです。
今回は出馬する候補者が8-9名もいるので、いつもよりも雇用が多いと聞いています。
若者の政治離れが嘆かれていますが、おそろいのT-シャツを作って着たり、身近な人が選挙のために働いている、となると選挙が身近に感じられるかもしれません。
日本で、首相候補者の顔をTシャツにプリントして、みんなで着用し選挙を盛り上げるなんてこと、あるかな、、、と思いつつ、今回の選挙が、平和に、最良の候補者が選出され、(たいていある選挙後のいざこざがないよう、、、)、フィジー人のためのフィジー人による政治が行われますように願っています!
話は変わりますが、2か月くらい前に、日本で言うインターハイのようなスポーツ協議会がありました。
その長距離走を見ていると、日本名のような女子が優勝しているではないですか!
気になって、インタビューをリプレイしてみると、英語で答えてはいましたが日本語なまりが聞こえました。
英語を勉強するためにフィジーの高校留学をしている方のよう。
頑張ってますね!
Go! JAVANI Go! (イケイケ 日本!!!)
それではまた~
選挙結果はこちら
初めまして。Rockstonesです。5か国遍歴後日本に戻り、しみじみ大和の良さを感じているこのごろです。コミュニケーションツールとしての言語学習を推進する、ドリアン大好き女子。台湾で出会ったおじいさんに、中国料理を食べ、アメリカ式の家に住み、日本人と結婚することがこの世の一番の幸せと教えられた意味を、いまだに模索中です!