多くの日本人が陥る間違った学習の順序とは?

英語学習の順序

ある一定レベルの日常英会話を短期間でマスターするためには、どんな順序で学習を進めていけば良いのでしょうか?

 

多くの人が、まず基本的な文法の学習からスタートし、基本的な単語の暗記、基本的な文章の暗記といったような順番で学習を進めていくのではないでしょうか?

 

私も以前はそれが一番早く英会話を習得する方法だと思っていました。

 

苦手なものからスタートする

ところが、日本人が一番苦手なものは何でしょうか?

 

単語をいくつ知っているか、或いは基本的な英文法をどの程度知っているかではなく、既に知っている単語のみで構成されているような簡単な文章でさえも聞き取れない、又は、自分の言いたいことを知っている単語を使って口に出す事が出来ない、という事ではないでしょうか。

 

誰でも知ってるような簡単な英単語もほとんど知らない、又は英文法は一度も学習したことがないというのであれば別ですが、ほとんどの人が中学校で習ったごく基本的な単語や文法くらいは覚えているものです。

 

問題は、その知っている単語や文章或いは文法の知識を使って話せない、聞き取れないという事なのです。

 

多くの人が逆の順番で学習している!

それなのに多くの人は、最初は無視しても構わないような文法をかなり難しいところまで理解しようとしたり、日常英会話ではあまり使わないような難しい単語までも覚えようとするから、途中で嫌気が差して挫折してしまうという事になってしまうのだと思います。

 

今あなたが目指しているのが日常英会話の習得という事であれば、難しい英文法や使用頻度の低い単語を覚える事ではなく、ネイティブが話す言葉を聞き取り理解する事、言いたいことを話す(口に出す)事をまっさきに学習(訓練)すべきではないでしょうか?

 

極端な話かもしれませんが、文法を知らなくても単語や文章を正しく書けなくても、英語が聞けて話せればそれで目的(=ある一定レベルの日常英会話を短期間でマスターする)達成のはずです。

 

短期間で目的を達成する為に無駄な勉強は後回しにして、まずはリスニングとスピーキングの練習を徹底的に行ってみてはいかがでしょうか!

 

リーディングが出来ない人はリスニングも出来ない?!

さて、中学程度の基本的な文法と単語の知識はあると仮定した場合、まずはリスニングの練習を行う際の事を考えてみましょう。

 

リスニングの練習を行う場合は、自分の実力に合った(80%~90%程度自分の知っている単語で構成されている)英語の会話が録音されたCDやYouTube動画などを使って行う事になると思いますが、その際一つ注意してほしい点があります。

 

それは、それらの会話を文字で見た時にスラスラと理解出来るものでなければならないという事です。

 

文字で見てもスラスラ理解出来ないようであれば、リスニングを数多く重ねても理解出来るようになるまでにかなりの時間を要すると思います。

 

そのような場合は、リスニングを行う前に徹底的にその文章を声に出して読み、スラスラと理解出来るようになってからリスニングの練習に移った方が効果的です。

 

リーディングを行う事でスピーキングの練習も兼ねることになるので一石二鳥です。

 

インプットの重要性

ある程度リスニングにも自信がついてきたら、次はいよいよスピーキングの訓練だという事で、当サイトでも紹介しているオンライン英会話スクールを利用してやたらとフリートーキングばかりやっている方を見かけます。

 

確かに英会話を習得する上でスピーキング(アウトプット)の訓練は重要なのですが、ここでちょっと考えて頂きたいことがあります。

 

それは、

 

「今あなたが話している日本語(センテンス)はあなた自身で独自に作り出したものですか?」

 

という事です。

 

日本語の場合は無意識で話しているので、いちいちそんな事を考えたこともないと思います。

 

しかし、あなたが通常話している日本語は「どこかで読んだことがある」又は「どこかで聞いたことがある」ものを若干変形させて使っているだけなのです。

 

今まで一度も見たことも聞いたこともない言葉を話しているわけではないですよね?

 

英語を話す場合も同じことで、「どこかで読んだことがある」又は「どこかで聞いたことがある」言葉でなければ話す(アウトプット)する事は出来ないのです!

 

従って、十分なインプット量がないままにアウトプットばかりやっていても、スキーキングのスキルを向上させる効果はあまり期待できないという事です。

 

理想的な学習の順番は?

という訳で、一定レベルの日常英会話力を習得するための理想的な学習の順番としては、以下のようなものが考えられます。

 

但し、現状のスキルや目標のレベルは一人一人異なりますので、以下の順番が全ての人に当てはまるわけではありませんので、一つの参考にして頂ければと思います。

 

1.中学レベルの単語や文法を習得する(最低条件)

 

2.自分が話したい内容に近いものを徹底的にインプットする(リーディング・リスニング)

*この際、リーディングの時は声を出して読む、リスニングの時はシャドーイング(音声を聞いた後、即座に復唱する)を行うとより効果的

 

3.自分が話したい内容をメインとした会話練習(アウトプット)

 

但し、あまり学習の順番にこだわり過ぎると、なかなか学習が進まなかったり、嫌になって挫折してしまっては意味がありませんので、簡単なところから少しずつレベルアップしていくようにしたいものです。