
フィリピンのローカルがよく飲む酒として知られているのが、
ココナッツから出来た酒『トゥバ』です。
トゥバは家庭でホームメイドで作ることも出来る自然由来の酒で、
主な材料はココナッツのみで出来ています。
特に、ビサヤやミンダナオ地方の庶民が好んで飲む酒です。
今回の記事は、そんなココナッツの酒・トゥバに関して詳しくご紹介致します。
このページの目次
トゥバはどんな酒なの?
日本では耳にすることもない『トゥバ』という酒は、
フィリピン人がどのようにして飲んでいるのでしょうか?
またトゥバはどこで手に入れて、
どのようなフィリピン人が好んで飲んでいるのでしょうか?
トゥバは家庭で作れる
トゥバは家庭で作ることも出来る酒で、
主な原材料はココナッツのみで安価に酒を作ることが出来ます。
家庭で作らなくても、フィリピンの田舎の方では
露店などでトゥバの販売を行っている場所もあります。
路上で購入するトゥバは
空き瓶や空きペットボトルなどに入れられているホームメイドの物で、
1ガロン20ペソから売っています。
トゥバはどんな人が好んで飲むの?
フィリピンでは、所得が低い層にはビールは高級品であり気軽に飲むことが出来ません。
フィリピンの中所得層以下は、
格安に酔うことの出来る国産のラムやジンをジュースと割って飲む傾向にあります。
トゥバも価格が安く、フィリピンの所得の低い方を中心として人気があり
特に田舎に行くほどトゥバを飲んでいる光景を目にします。
トゥバは安全なお酒なの?
トゥバのアルコール度数は体感的に15%前後で、
ワインと同じくらいのアルコール度数です。
普段、アルコールを飲む方には問題なく飲むことの出来るお酒です。
一点、トゥバで気をつけなければならいないポイントは
トゥバを飲んだ翌日は『よくオナラが出る』ことです。
ドゥバは常に発酵しているので、体内に入ってもガスが作られやすく
翌日はオナラが出やすいそうなので、お気を付け下さい。
フィリピンに存在するココナッツの酒
実は、フィリピンにはトゥバ以外にも
ココナッツを製造したお酒が存在します。
トゥバよりもアルコール度数が高く、ジンやウォッカのようなスピリッツの『ランバノグ』です。
ランバノグは、ココナッツの花蜜を自然発酵・蒸留して作られ、アルコール度数は40度程です。
気になる味は、ほのかな甘みがあり、喉を通る瞬間にカッとくる熱さと甘い香りが特徴的です。
気をつけなければならないランバノグ
ランバノグは、添加物などは一切含まない自然の飲み物ですが、
発酵する過程でメタノールが自然発生し、過剰摂取すると中毒を起こし、
場合によっては失明または死亡する可能性があるので気をつけなければなりません。
フィリピンでは、ランバノグのメタノールが原因で毎年のように中毒事件が発生しています。
どのランバノグを選ぶべきか
ランバノグを購入する際は、手作り商品や、商標登録がされていないものは
メタノールの含有量が確認できないので飲まないようにしましょう。
特に、極端に安価なランバノグは危険なのでおすすめは出来ません。
フィリピンの酒『トゥバ』まとめ
フィリピンのココナッツで出来た酒『トゥバ』について理解して頂けましたでしょうか?
日本ではなかなか飲むことの出来ないトゥバを
是非、フィリピンで実際に飲んでみて下さい。

24歳から海外移住を始め、フィリピン留学を合計半年、オーストラリアワーキングホリデーを2年経験した後、フィリピンに戻り、他にはない個性的なツアーを案内する旅行会社「セブセレクトツアーズ」を経営。またオウンドメディア「セブセレクトツアーズマガジン」では月間PV8万の人気ブログも運営。海外移住前はTENGAをスポンサーに「女体盛り」や「船上パーティ」など他には無い斬新なパーティを企画・運営を行い、300人以上の集客した経歴有り。フィリピン在住らしい、現地に特化した情報をお届けします!