前大統領ドゥテルテによる「ビルド・ビルド・ビルド」(Build bulid bulid)
また、現大統領マルコスによる「ビルド・ベター・モア」(Build Better More)のスローガンが火付け役となり、
フィリピンは近年著しい建設ラッシュになっています。
そこで今回は、近代化へ向けてますます注目が集まるフィリピンで進められている巨大開発プロジェクトについてご紹介いたします。
このページの目次
開発が進む巨大プロジェクト4選
現在政府が開発を進める注目の巨大プロジェクトについてご紹介します。
①Horizon Manila(ホライズンマニラ)
フィリピンマニラ最大の埋め立てプロジェクト
Horizon Manila(ホライズンマニラ)はマニラ市政府によって考案された600億ペソ(約1560億円)を超える巨額の投資プロジェクトです。
Horizon Manila(ホライズンマニラ)は3つの埋め立て島で構成されており、居住エリアとは別にビジネス街やシンボルタワーなども建設される予定です。
2023年下半期にこのプロジェクトは始まっており、完成までに6〜8年かかる見通しとなっています。
②south long haul project(サウスロングホールプロジェクト)
鉄道産業を世界基準に引き上げるための国家プロジェクト
south long haul project(サウスロングホールプロジェクト)はフィリピン国鉄(PNR)による南長距離プロジェクトと呼ばれておりマニラ首都圏とルソン島南部を結ぶ560キロメートルの鉄道路線で構成される予定です。このプロジェクトにはフィリピン政府以外に世界銀行・中国政府・アジア開発銀行などが開発に携わるとされており、移動の自由を多くの人に提供することで莫大な経済効果を生むと期待されています。
③New Manila International Airport(ニューマニラ国際空港)
首都マニラに第二の国際空港を建設するプロジェクト
New Manila International Airport(ニューマニラ国際空港)はフィリピンの首都マニラのブラカン州に建設することによって、混雑している既存のニノイアキノ国際空港の航空交通業務を補完することが期待されています。
新空港の建設は 2019年に開始されており、2027 年に完成する予定です。
年間最大3,500万人の乗客を収容でき、100万以上の雇用が創出されることが見込まれています。
④New Clark City project(ニュークラークシティープロジェクト)
元軍事基地からフィリピン初のスマートシティープロジェクト
New Clark City project(ニュークラークシティープロジェクト)は気候変動によって引き起こされる環境問題に対処し、フィリピン初の環境に優しいスマートな大都市を作るために構想されました。
このスマートシティーは最大120 万人を収容できる経済特別区となり、住宅・ブティックコンドミニアム・教育機関・BPO・小売店や総合ホテルなどが建設される予定となっています。
まとめ
以上がフィリピンで進められている巨大開発プロジェクトとなります。
今回の記事ではマニラのあるルソン島をメインにご紹介しましたが、中部ビサヤ地区や南部ミンダナオ島でも同様の巨大開発プロジェクトが推し進められています。
またフィリピンの開発プロジェクトには日本の企業も多くかかわっており、先進的なテクノロジーを用いた開発計画が期待されています。
今後さらなるフィリピンの巨大開発プロジェクトに注目が集まることでしょう。
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