英語留学で人気の高いフィリピン。
留学先の英語の先生だけでなく、現地に住むフィリピン人は実際にどれほど「英語力」があるのか?
気になる読者が多いと思います。
そこで今回はフィリピンに移り住み、1年半がたった私なりの見解を述べようと思います。
この記事を読み終わるころには、「フィリピン人の英語力」について少しは理解して頂けると思います。
このページの目次
フィリピン人の9割は英語が話せる?
フィリピン人の9割は英語で会話することができます。
英語を話すことができる理由は「教育」にあります。
フィリピンでは小学校から大学まで、ほとんどすべての授業を英語で行っており、
そのため幼いころから多くの生徒がレベルの高い英語力を持っています。
私が特にレベルの高さを感じるのは、「スピーキング」で、
フィリピンの学生たちは、
”自分の意見をハッキリと持っています”。
なので、日本人と違って話すことや意見をいうことに対して躊躇しません。
そういった国民性?あるいは人間性が「英語力」の違いを生み出していると個人的に感じています。
フィリピン人はアジアで2番目に「英語力」が高い?
EPI英語知能指数(会話、文法、聴解など)によると、フィリピン人の英語力は「アジア」で2番目と高い数字を誇っています。
また英語を第1の公用語として扱う国が多い中でも、「全世界」で20位の英語力と高いランキング結果となっています。
ランキング結果(2023)
アジア1位 シンガポール(全世界 2位)
アジア2位 フィリピン(全世界 20位)
アジア15位 日本(全世界 87位)
生活して分かったココがすごいフィリピン人の「英語力」
優れた英語教育のバックグラウンドを持つフィリピン人の驚いたポイントを2つご紹介します。
①TVやドラマを字幕なしで見ている!
日本人の我々は「吹き替え字幕」などを使って海外のTVやドラマを視聴していますが、フィリピン人は基本的に字幕を使わずそのまま視聴してもTVやドラマの内容を理解することができます。
以前に「字幕がなくてもわかるの?」と聞いたら、「普段から英語で見てるから何の問題もないよ」と言われてしまいました。
②カフェやレストランなどでもスムーズに対応
フィリピン人は働く上で英語を話す機会が多いため、我々外国人に対する接客がとてもスムーズです。
ローカルな人しか利用しないカレンデリア(食堂)でも英語で会話をしてくれます。
一年半住んでいますが、英語で接客ができない店員にまだ出会ったことがないです。
英語コミュニケーションに困る場面も存在する?
ほとんどのフィリピン人は教育を受けているため、英語を使ったコミュニケーションが可能ですが、ごく稀に英語が通じないフィリピン人もいます。
例えば「タクシー運転手」です。
行き先の名前が分からない時に英語を使って説明したのですが、内容を理解してもらえませんでした。
その他にも「修理工」などの仕事に就くフィリピン人は英語が通じなかった経験があります。
なので、特定の人や職種、あるいは農村部などの田舎では英語が通じない場合もあります。
まとめ
以上が「フィリピン人の英語力」についての解説となります。
フィリピン人すべてがネイティブ並みの英語を話せるわけではありません。
しかし、一般的には、発音や文法が比較的正確であり、コミュニケーションが円滑に取れるレベルの英語力を身につけていると言えます。
今後さらにフィリピン人の英語教育に力が入り、「コールセンター・IT・医療」など、英語力を必要とする分野での人材派遣が盛んになるでしょう。
日本もフィリピンの英語教育を見習って、何か改革を起こして欲しいと思います。
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