フィリピンセブ島を襲った史上最強台風~何が必要?!~#2

 

ホテルでも同じ現象が起きて、ガラスが割れて雨風が吹き込む、

マンションの最上階でもないのに雨漏りで天井が落ちてくる等のどんな構造だよ!

って突っ込みたくなるような現象が起きます。

 

もちろん、一軒家の私も外の様子が気になり、時々窓から外を眺めています。

そして、びっくり!家の鉄の1トン程の大きい門が倒れているのです!

ショックでしたが、外に出ることもできないし、出たところで何もできません。

その数分後、また外を見るとさっきまでそこにあった門が、、、ない!

倒れていたような、自分の記憶を疑います。

いや、けれどもどれだけ目をこらしても門はないんです。

 

それでも、まだ電波もあったので、台風情報を確認しながら、台風の目を待ちました!

そして23時頃に風が治まってきて、急いで外に。

すると隣の屋根に家の門が突き刺さっています!

今なら、笑えるんですがその時は、唖然です。

 

もう、今更騒いでもと次の日早く起きるために寝ることにしました。

コンドミニアム、ホテル組は恐怖で、眠れなかったとのことでした。

次の日の朝は、怖いくらいに静かでした。

いつも、空気が汚いと言われる街中でも、澄んだ空気だったことを覚えています。

道路には散乱したゴミや木の枝、いや木そのもの、電信柱。

 

 

混乱して身動き取れないフィリピン人を横目に私たちは、すぐに行動を開始!

まずは、ガソリン。家のバイク、車はすべて満タン。

ィリピンは、容器にガソリンを買えるのでアルコール容器に買えるだけのガソリン。

 

その次に水、ヌードル、缶詰などの保存食料、水が止まっていたので、体を拭く用のウエットティシュ、ろうそくや電池。

ガスは、プロパンの為に幸いありましたが、なかったらガスボンベも買っていました。

 

この時は、その後この状態がまさか何週間も続くと予想していしていなかった為に途中何回も買い足すことになるのですが、その後は、品薄、取り合い、

とりわけ飲み水の確保には、苦労しました。

(フィリピンでは水道水が飲めない為にいつも飲み水は購入しています。)

 

 

こんな時に一番、早く動いた人は、誰だと思いますか?

行政?警察?いえいえ、違います。

フィリピン人の子どもやおじさんで、

飛び散ったトタン屋根や電気が流れなくなった電線を盗む人たちです!

 

フィリピンは、災害が来ると思っていないので、ペラペラのトタン屋根が主流。

なので、色んな所に飛び散ってます!

それを集めて大体1キロ50ペソ(約110円)くらいで売ります。

電線は、銅なのでもっと高値。皆必死に集めます。

残念ながら、それで急に電流が流れて、命を落とす人もいたそうです。

その間、行政は右往左往。

情報もままなりません。

 

つづく⇨

 

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