みなさんは、韓国で行なわれている英語教育がどのようなものかご存知でしょうか?
私の子供たちが通っている中学校へ月に数回ほど英語を教えに来てくれるカナダ人の先生がいらっしゃるのですが、先日偶然にもお話をさせて頂く機会があり、英語教育に関していろいろ伺ったときの事です。
その先生は日本に来る前、韓国でも今と同じように学校の生徒に英語を教えていた経験があるとの事でした。
良い機会だったので、韓国と日本の英語教育の違いについて質問したところ、非常に興味深い話を聞かせて頂くことが出来ました。
英語教育に関する韓国と日本との大きな違い!
日本の場合は、英語の授業を行う時は日本人の英語の先生が主体で、カナダ人の先生はあくまでもアシスタント的な立場であるという事です。
英語の授業そのものは日本人の先生がテキストに沿って教え、時々カナダ人の先生に発音の練習をしてもらうようなやり方で行われているそうです。
これでは自分の存在価値がないのではないか、とそのカナダ人先生は言っていました。
例えカナダ人の先生が、生徒に向かって何かを話しかけたとしても、それを聞き取ろうとする生徒はほとんどおらず、日本人先生が訳してくれるのを待っているような感じだったという事です。
それに比べて韓国では、カナダ人の先生に任された授業時間に関しては、使用するテキストや教える内容なども全てカナダ人の先生が準備しなければならなかったという事です。
更にカナダ人の先生が受け持つ授業には、韓国人の英語教師は参加せず、あくまでもカナダ人の先生が韓国の生徒たちに直接教えるというスタイルだったそうです。
また、日本の場合は日本人の英語教師がほとんど教える為、授業中の95%以上は日本語が使用されますが、韓国ではカナダ人先生が直接教える為、英語の授業中は99%が英語、残りの1%がカナダ人先生が覚えたての韓国語だったそうです。
英語留学に関しても韓国の方がかなり積極的!
最近フィリピンへ英語留学をしてきた知人に聞いた話ですが、留学先のスクールでは、そのほとんどが韓国人だったそうです。
この傾向は知人が通っていたスクールだけのものではなく、その他の多くのスクールについても同じような傾向だという事でした。
このように英語教育に関しては、教育制度にしても学習意欲にしても日本より韓国の方がはるかに進んでいると言えるのではないでしょうか?