セブ島の運転で注意すべきポイント

 

フィリピン・セブ島は、リゾート地として人気のこの島で、レンタカーやバイクを借りて自由に島内を巡りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、セブ島の交通事情は日本とは大きく異なり、慣れないうちは戸惑うことも多いかもしれません。

今回は、セブ島で運転する際に特に注意すべきポイントをまとめました!

 

セブ島の運転で注意すべきポイント

下記では、セブ島の運転で注意すべきポイントについて詳しくご紹介いたします!

 

右折のみで左折できない交差点に注意

セブ島の道路を運転する上で、特に注意が必要なのが「右折のみ」の交差点です。

日本では当たり前にできる左折が、特定の交差点では禁止されているケースが多く、うっかり違反すると罰金対象となるだけでなく、事故に繋がる危険性もあります。

 

このような交差点には「NO LEFT TURN」の標識が設置されているので、見落とさないように注意しましょう。

標識を見逃して左折しようとすると、対向車線から直進してくる車と衝突する可能性があります。

また、右折車線に進入した後で左折しようとすると、後続車に迷惑をかけるだけでなく、追突される危険もあります。

 

左折したい場合は、この「NO LEFT TURN」の交差点を一旦通り過ぎ、Uターンできる場所を探して戻ってくる必要があります。Uターン場所も指定されている場合が多いので、焦らず安全な場所で行いましょう。

慣れないうちは、事前にルートを確認したり、ナビアプリを活用するなどして、左折禁止の交差点を把握しておくことが重要です。セブ島での安全運転のためにも、このルールはしっかりと覚えておきましょう。

 

雨で洪水になりやすい場所に注意

セブ島はスコールと呼ばれる突発的な豪雨に見舞われることがあります。

特に雨季には、道路が冠水し、通行が困難になる場所も少なくありません。

場所によっては、膝上まで水位が上がり、車が立ち往けになるケースも発生します。

冠水した道路を無理に走行すると、車が故障したり、水没するリスクが高まります。

 

そのため、セブ島で運転する際は、雨季に限らず天気予報をこまめにチェックし、スコールが発生する可能性がある場合は、冠水しやすい場所を避けるようにルートを設定しましょう。

特に、アンダーパスや道路の低い部分は冠水しやすいため、注意が必要です。

 

もし、運転中に冠水に遭遇した場合は、無理に走行せず、安全な場所に車を停車し、水が引くまで待ちましょう。

また、地元の人々に冠水しやすい場所を聞いておくのも有効な対策です。

事前に情報収集を行い、安全な運転を心がけましょう。豪雨の後は、道路状況が悪化している場合もあるので、十分な注意が必要です。

 

ウィンカーを出さずに曲がる車に注意

セブ島で運転する際に、日本とは異なる交通習慣に戸惑うことの一つが、ウィンカーを出さない車が多いことです。

日本では当然のマナーである方向指示器の合図ですが、セブ島では出すのが当たり前ではない運転手も少なくありません。

 

そのため、周りの車はいつ、どの方向に曲がるのか予測が難しく、危険な場面に遭遇することもあります。

特に、バイクやジプニーは車線変更や右左折を急に行う傾向があるので、十分な車間距離を保ち、常に周囲の状況に気を配る必要があります。

 

また、自身もウィンカーを適切に出すように心がけましょう。

周囲の車がウィンカーを出さないからといって、自分も出さないのは危険です。

しっかりと合図を出すことで、周りの車に自分の意思を伝え、事故のリスクを減らすことができます。

 

レジストレーションの期限切れに注意

セブ島で車を所有・運転する方は、車両登録(レジストレーション)の期限に常に気を配る必要があります。

フィリピンでは、レジストレーションの期限切れで運転すると罰金対象となり、警察に車を止められる可能性があります。

 

期限はステッカーで確認できますが、うっかり失念してしまうことも。

更新手続きは陸運局(LTO)で行いますが、混雑している場合が多く、手続きに時間がかかることもあります。

そのため、期限が切れるかなり前に余裕を持って手続きを始めることをおすすめします。

 

必要書類を事前に準備し、スムーズに手続きを進められるようにしましょう。

また、更新費用も忘れずに用意しておく必要があります。期限切れで運転することを避けるためには、カレンダーやスマホのリマインダー機能を活用するなどして、期限を管理しておくことが重要です。

 

セブ島で快適なカーライフを送るためにも、レジストレーションの期限管理はしっかりと行いましょう。

万が一、期限が切れてしまった場合は、速やかにLTOで更新手続きを行いましょう。

 

歩行者に注意

セブ島で運転する際は、歩行者に細心の注意を払う必要があります。

日本と比べて、交通ルールに対する意識が低い歩行者も多く、横断歩道以外を横断したり、急に飛び出してくるケースが頻繁に起こります。

 

特に、子どもや高齢者は予測不能な行動をとることがあるので、より一層の注意が必要です。

また、夜間は視界が悪くなるため、歩行者を発見しにくくなります。歩行者が多い場所では速度を落とし、常に周囲の状況を確認しながら運転しましょう。

 

さらに、信号が青であっても、横断歩道に歩行者がいる場合は必ず停止しなければなりません。

歩行者が渡り終えるまで辛抱強く待ち、安全確認を徹底することが大切です。クラクションを鳴らすなどの威嚇行為は避け、歩行者優先の意識で運転しましょう。

 

朝と夕方の渋滞に注意

セブ島、特にセブシティやマンダウエシティといった都市部では、朝と夕方の通勤・帰宅ラッシュ時に激しい渋滞が発生します。

主要道路は車で溢れかえり、普段なら数十分で到着する距離でも、数時間かかることもあります。

 

渋滞の原因は、増加する車両数に対して道路整備が追いついていないこと、公共交通機関の不足、そして交通ルールの厳格な運用不足などが挙げられます。

特に、雨が降るとさらに状況が悪化し、冠水も発生しやすいため、移動時間の予測が難しくなります。

 

セブ島で運転する際は、朝と夕方の時間帯はなるべく運転を避け、どうしても運転する必要がある場合は、時間に余裕を持って出発しましょう。

渋滞情報を事前に確認できるアプリを活用するのも有効です。

 

夜間の飲酒運転している車に注意

セブ島では、残念ながら夜間に飲酒運転をしている車に遭遇する可能性があります。

日本と比べて、飲酒運転に対する罰則が厳格に運用されていない面もあり、夜間、特に週末の夜などは注意が必要です。

 

飲酒運転車両は、蛇行運転や急ブレーキ、異常な速度など、予測不能な動きをすることが多いため、非常に危険です。夜間は視界も悪くなるため、より一層注意が必要です。

 

もし、飲酒運転をしていると思われる車を見かけたら、近づかないように十分な車間距離を保ち、決して追い抜こうとせず、安全な場所に停車してやりましょう。

また、可能であれば、ナンバープレートを控えて警察に通報することも検討してください。

 

まとめ

セブ島での運転は、日本とは異なる交通事情に慣れるまで大変なことも多いでしょう。

この記事では、特に注意すべきポイントとして、右折のみの交差点、雨による冠水、ウィンカーを出さない車、歩行者、朝夕の渋滞、そして夜間の飲酒運転車両について解説しました。

 

これらのポイントを踏まえ、常に周囲の状況に注意を払い、予測運転を心がけることが重要です。

また、交通ルールを遵守することはもちろん、現地の交通習慣にも適応していく柔軟性も必要です。

 

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