あなたは今、英会話を習得する為の学習をしている、あるいは始めようとしている人だと思いますが、「自分はこれこれのために英会話を身に付けなければならない」といったような明確な目的を持って学習しているでしょうか?
人によって英会話を学習している目的はさまざまです。
「就職を有利にするため英語関係の資格を取得したい」、「次回の海外旅行先で、ある程度英語を話せるようにしておきたい」、「海外出張を命じられ仕事上で英語が必要になった」、「会社のオペレーターをしているため英語でかかってきた電話にも対応が必要」・・・など等。
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目的に応じた方法で英会話の学習をする!
ところで、このような人達が英会話を習得しようとする場合、それぞれの目的に応じた学習方法でなければ、より早く目的を達成する事は出来ないでしょう。
例えば会社での仕事上、英語でかかってくる電話の処理(取り次ぎや伝言受けなど)のみ出来るようになればよい人が、基本的な文法に始まって日常的な英会話の学習をやったとしても、すぐに必要な電話応対のための会話は身につきません。
このような人は、まず仕事上の電話で使用される想定会話集のようなものを作成し、相手の言葉を聞いたらすぐに理解でき、即座に返答できるような英会話の訓練を徹底的に行う事がベストであると思います。
明日出社した時からすぐに必要となる電話応対の英会話パターンを一つでも多く覚える必要があるのですから。
"なんとなく" では絶対に英会話を習得できない!
一番悪いのは、「英語を話せるようになったらカッコイイから」 や 「なんとなく英語を話せるようになりたい」 といった理由から英会話の学習を始めている人の場合です。
その場合、何をどの程度学習すれば良いのか、どのレベルになったら目標を達成したといえるのか全く分りませんし、ただダラダラと学習しているだけの状態となってしまいます。
特に今現在英会話の学習を行なっている人は、「自分はなぜ、何のために英会話が必要なのか?」 という事について今一度考え直してみてはいかがでしょうか?
第一ステップのゴール(英会話の習得目標)を明確に設定する!
最終的なゴールは別として、まずは今やっている学習がどの段階に達したら目的達成と言えるのか・・・といった第一段階のゴールを設定しましょう。
例えば、就職の為に資格を取得しようとしている人であれば、第一ステップのゴールを「TOEIC700点以上取得」、海外旅行先で困らないような会話力を身に付けたいと思っている人であれば、「入国審査、ホテルでのチェックイン、レストランでの注文に関連する会話を身に付ける」といった具合です。
要は、あなたが「何の目的で英会話の習得を目指すのか?」、「何がどこまで身に付けばよしとするのか?」という事を最初に明確にした上で英会話の学習を始めなければ、いつまでたっても満足できず、ただダラダラとなってしまい、最終的には嫌になってやめてしまう・・・という事になってしまう可能性が大きいと思います。
なおゴールを設定する場合は、最初から最終的なものを設定するのではなく、少し頑張れば実現できそうなところを設定しておいた方がうまくいきやすいと思います。
第一段階のゴールが達成出来たら、次のゴール、その次のゴールといったように設定していく事で、途中で挫折することを少しでも防ぐ事が出来るのではないでしょうか?
英会話を習得しない!・・・という選択肢もある!
私自身も仕事の関係上、外国の方と話をしたりメールのやり取りをしたりしていますが、頻度としては月に数回程度で、その内容についても毎回ほぼ同じようなものです。
ですので、特にメールなどはフォーマットを作成していますので、日付や相手先の担当者が変わったときなどに名前を変更する程度で、英語を使っているという感覚は全くないほどです。
またどうしても相手の方と話をしなければならない場合でも、特に契約のような少し込み入った話をする必要がある時などは、オンライン英会話の講師を使って通訳をしてもらっています。
つまり私自身も現状では英会話を無理して習得する必要はない! ・・・という事になります。
但し、ボケ防止とネタ作りのために英語の学習についてはいろいろとやっていますが ・・・。
という事で、もしあなたが現状それほど英会話を習得する必要性がないにもかかわらず、時間とお金を費やして英会話の学習をしているということであれば、「英会話を習得しない!」という選択肢についても一度考えてみてはいかがでしょうか?
日本に住んでいる限り、英語が全く出来なくても生活に支障はありませんし、不要な英語の習得の為に使っている時間とお金は、他の仕事やレジャーのために使った方が良いかもしれません。
ただ、「英語が好きだから勉強したい!」又は「日本へ旅行でやってくる外国人と少しでも話せるようになりたい!」という方であれば、それらも英語を学習する一つの目的でもありますので、目的に応じた学習方法を考えた上で頑張って学習して頂きたいと思います。