一つ前の記事と重複してしまう内容も含まれると思いますが、先日「ZIPのハテナビ」というコーナーで、「世界的にも難しいと言われている日本語ですが、外国人の方はどうやって覚えているのか?その勉強法を調査」と題して日本に住んでいる外国人が行っている勉強法について取り上げられていましたので、その内容についてご紹介します。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字が入り交じった世界的にも難しいと言われている言語ですが、日本に住む外国人はどうやって日本語を勉強しているのかを徹底調査してみると、意外な日本語勉強法が続出!
このページの目次
街頭でのインタビュー
【質問内容】
・「どうやって日本語覚えてますか? How are you studying Japanese?」
【来日3か月の中学生 ポーランド人】
「KANA QUIZ」というスマホアプリを使って「ひらがな」を勉強している。
ローマ字の読みに合うひらがなをタップして覚えていくもの。
日本語初心者の外国人は、まず「ひらがな」を読んで覚える勉強から始める人が多い。
インタビューを受けていた女の子は、現在「ひらがな」は全部覚えて、「カタカナ」を覚え始めた所とのこと。
日本語学校にて調査
【来日2か月の女性 アメリカ人留学生】
アプリを使ってわからない単語を登録して勉強している。
アプリの名前はわからないが、縦3列、横4列の枠の中に自分で登録した英単語と日本語が表示されていて、同じ意味のものをタップして覚えていくゲームアプリとのこと。
日本に来たばかりの外国人の多くは、スマホアプリを使って「ひらがな」や「単語」を覚えていた。
少し上達してくると次にぶつかる壁が日本語の会話
まだ日本語を上手に話すことが難しい外国人の勉強法は?
【来日4年半の男性 アメリカ人】
なんと「カラオケ」!
桑田佳祐の白い恋人たちをその場で歌ってくれた。
カラオケは、体を動かして楽しみながら勉強できるとのこと。
【来日2か月の男性 カナダ人留学生】
テレサ・テンの愛人を歌ってくれた。
カラオケで歌うことで日本語を読む力がつくとのこと。
外国人にとってカラオケは、日本語の歌詞を字幕に合わせて歌うことで、読む力と話す力が養われるということらしい。
実際に外国人がカラオケで勉強する(歌う)様子をウォッチング
【来日3年の女性 マリアさん チリ出身】
ある特別なカラオケ勉強法を実践しているとのこと。
歌っていた曲「KANA-BOONのなんでもねだり」
歌い終わるとすぐにスマホを取り出し、分からない単語を検索し、ノートへ書き出すことで新しい言葉を覚えている。
カラオケは、速めに読む練習になり、すごく良い勉強になる。
言葉は使わないと絶対覚えられないから、使えるように書いて覚えている。
外国人にとってカラオケは、日本語を読んで話す勉強に加え、新しい単語を書いて覚える場にもなっていた。
更に日本語の会話力を上げるための勉強法は?
【来日1年3か月の男性 ハリーさん イギリス出身】
新しい文法を学んで面白い自分の文章を作る。
彼が作った文章
「彼女はいい人と思いつつ、別れた。」
「いろいろ考えた末に、イギリスに帰るつもりです。」
「テストを受かりっこない。」
自分なりに文章を作って日本語の文法を覚えているとのこと。
ハリーさんのシェアハウスにうかがって、独特な分を生み出す瞬間に密着!
今回挑んでいたものは、
「~はもとより」→「~は当然として」という意味を表すもの。
ハリーさんが作った文章は、
「かのじょはいいキスはもとよりハグもします!」
日本語上級者の外国人にも大きな壁が!
【来日4年の男性 ベネズエラ出身】
その大きな壁とは、「漢字」!
流暢に日本語を話せるこの男性も、漢字については読むのは読めるけど書くのは全然ダメとのこと。
そこでレポーターがいきなり漢字のテストをやってみた!
・渋谷の「渋」→ さんずいへんが抜けていて× 「谷」→ ×
LINEでは打てるが書くのは難しいとのこと。
【来日15年の男性 ポーランド出身】
・「雨」→ 縦棒の上の部分が突き出ていて×
日本語ペラペラの外国人でも漢字を書くのは難しいようだ。
漢字が書けるようになりたい外国人の勉強法は?
【来日3年の男性 エディさん アメリカ出身】
テレビのニュース番組を見て知らない言葉をノートに書き込み、アプリを使って意味や書き順を調べて発音や読みを更にノートに書き込んで、更にはその漢字の使い方(熟語など)までノートに書いて練習。
できるだけテレビやネットのニュースを見て、難しい日本語と触れ合いたいと思っているとのこと。
日本語は難しいと言いながらも、みんな楽しみながら自分なりの勉強法を見つけている。
このようにゲームや音楽を使って勉強したほうが、興味がわいて覚えやすいようだ!
あなたも外国語習得の際に参考にしてみてはいかがでしょうか?