フィジー総選挙|結果

Hi Guys! How are you doing?

前回、フィジーの首相選挙について触れましたが、その結果についてお知らせしたいと思います。

 

12月14日に行われた選挙、注目は元クーデター先導者2名(その時点で首相であったバイニマラマ氏と候補者ランブカ氏)が争うだろうと言われていましたが、やはり、その二人が他の候補者と大差をつけての争いが展開されました。

 

選挙の方法は国によって違いますが、今回の首相選、最後までハラハラドキドキの連続でした。

日本にいる私たちでさえそのような気持ちになるのですから、フィジー国内にいる有権者たちは展開される一つ一つのドラマに大きく盛り上がっていたのではないかと思います。

 

中間結果報告で、先頭の二人が追い越したり追い抜かれたりはもちろん、途中で有力候補2名のうちの一人が警察で尋問を受けたり。

最後の最後は、第3位の候補者が2名のどちらかを指名し、指名された方が新首相に就任するという結果になりました。

この第3位の候補者の娘は、バイニマラマ氏(前首相)の重要補佐だった政治家カイユン氏に嫁いでいるということもあり、支持者はまさに ’I have butterflies in my stomach’ ‘はらはらどきどきする’状態でした。

 

選挙結果

 

結果は2006年のクーデター以来全権を掌握してきた首相、元国防軍司令官のバイニマラマ氏ではなく、新首相シティベニ・ランブカ氏が16年間の独裁政治に終わりをつげることになりました。

ランブカ氏は軍幹部だった1987年、フィジー系による統治を求めてクーデターを起こし当時の政権を打倒。

英連邦から離脱し共和制への移行を宣言するなどして90年代(92-99年)には首相も務めた方です。

一方前首相のバイニマラマ氏は2006年のクーデター後にオーストラリアやNZとの関係が冷え込む中、中国との関係を強化し投資を呼び込み、その後は米豪と中国との間でバランス外交を維持しました。外交方針が対照的な二人とも見れます。

近年ではぐっと中国と近くなったフィジーでしたが、ランブカ氏への政権交代後はどのように変化していくのでしょうか。

国民たちの反応

さて新政権が発表された後の国民たちの反応は、涙!歓喜!神への感謝!であふれていました。

Facebook、Instagram、他のメディアも喜びでい~っぱい。

就任わずかの期間で、児童への就学援助、国会で英語以外の母国語(フィジー語、ヒンズー語など)を使用許可、政府内の汚職の思い切った摘発などなどと72歳のパワーでたくさんの動きを見せています。

フィジー人の寿命が67才という統計の中で、ランブカ氏の精力的な政治家活動は国民に勇気と希望を与えていることは間違いないでしょう。

在フィジー日本大使との面会もしていますのでいかに載せておきます。(英語で頑張って読んでくださいね!質問あれば英語攻略.comまで!)

 

 

さて、この新首相、大変人間味がある方です。次回はその人物に迫りたいと思います。

それではみなさん、Have a warm weekend with lots of love!!! See you soon

PS:いよいよ国際線成田―ナンディー直行便が再開しますよ!

 

前回の記事はこちら

 

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