
平成23年度より小学校5,6年生において年間35単位時間の外国語活動が必修化されましたが、たまたま今年(平成26年)3月に小学校を卒業した甥がいたので、新しく始まった英語の授業についていろいろと聞いてみました。(大分県の小学校の話です)
まず、教えてくれる先生はオーストラリア人の男の先生で、1週間か2週間に一度くらい教えに来てくれていたそうです。
授業のときは日本人の先生も同席していたようですが、ほとんど口出しはしなかったとの事です。
授業の内容はというと、いろいろなイラストや写真を見せて、先生の発音に習って生徒たちが発音すると言ったもので、主に単語の意味と発音を覚えていくものだったそうです。
試しにテキストの中にあった以下のような質問をしてみましたが、分からないようでした。
Can you swim? What time do you get up?
まだ始まったばかりなので、今後どのようになっていくのか何とも言い難いところですが、文部科学省によると早ければ2018年度から更に新しい英語教育(小学3年生からスタート、中学校では全て英語で授業、高校では英語での討論などの取入れ)をスタートさせる計画があるようですので、小学校での英語教育が更に充実していく事を期待したいものです。
ちなみに甥から見せてもらったテキストの概要は以下の通りです。(平成26年3月当時)
テキスト名:Hi, friends! 2
発行:文部科学省
Lesson 1 Do you have "a"?
アルファベットクイズを作ろう
Lesson 2 When is your birthday?
友だちの誕生日を調べよう
Lesson 3 I can swim.
できることを紹介しよう
Lesson 4 Turn right.
道案内をしよう
Lesson 5 Let's go to Italy.
友だちを旅行にさそおう
Lesson 6 What time do you get up?
一日の生活を紹介しよう
Lesson 7 We are good friends.
オリジナルの物語を作ろう
Lesson 8 What do you want to be?
「夢宣言」をしよう
テキストの内容としてはなかなかのものだと思いますが、問題はこれをどうやって子供たちに身に付けさせることが出来るかという教える側の問題が大きいのではないかと思います。
また現状は、英語嫌いの中学生や高校生がたくさんいるようですので、小学生のときに「いかに英語を嫌いにならないように習得させていくか!」が最大のテーマと言えるかも知れませんね!