英英辞典を使用する際のメリットと注意点

英語の学習を始めてからある程度たったら、「英英辞典」を使うことを勧められる場合があると思いますが、やはり英英辞典は使った方が良いのでしょうか?

 

英英辞典を使用するメリット!

まず、なぜ英英辞典が良いのか? という事ですが、それは英語を英語で考えるくせがつくからだという事だそうです。

 

それに英英辞典を利用することによって、知らないうちにボキャブラリーや言い回しが増えていき、日本語を頭の中から追い出してしまうことができ、英語だけで英語を理解する力が付くとも言われています。

 

一つ例を挙げると、"provide"という単語を普通の英和辞典で調べてみると、その英語訳として

を提供する, 供給する, 用意する

というふうに出てくると思います。

 

この場合、ある英文に中に "provide" という単語が出てきた時、「~を提供する, 供給する, 用意する」という意味の中から適当なものがどれかという事を日本語で考えると思います。

 

次に、"provide"という単語を英英辞典を使って調べてみると、

「 to give something to someone or make it available to them, because they need it or want it

というふうに表現されていると思います。

 

"provide" の例はちょっと簡単すぎるかもしれませんが、要はこれまで知らなかった "provide" という新しい英単語を覚える際、「~を提供する, 供給する, 用意する」という覚え方をするのではなく、「 to give something to someone or make it available to them, because they need it or want it」というイメージで理解する(覚える)という事です。

 

そうする事によって、 "provide" と単語を聞いたときに日本語の意味を思い浮かべるのではなく、英語のままイメージとして理解出来るようになるという事です。

 

英英辞典とは直接関係ありませんが、例えば “dirty” と “messy” という単語を覚える際、英和辞典でこの二つの意味を調べると、どちらも一番目に「汚い」という日本語訳が出てきますが、これをGoogleの画像検索を使って調べてみると、全く異なる画像が表示されます。

 

このように新しい名詞や形容詞を覚える際にGoogleの画像検索を利用する方法も、英英辞典を利用するのと同様に有効ですので、ぜひ試してみてください。

 

あまり早すぎると逆効果?!

但し、あまり早い段階で英英辞典を使ってしまうと、例えば知らない単語を引いてみたら、その単語を説明している英文の中に知らない単語が出てきてしまった場合、更にその単語の意味をいくつも調べなくてはならなくなってしまい、結局嫌気がさして使わなくなってしまうという事もありますので使用する前に十分な検討が必要です。

 

例えば前の例で説明すると、”provide“ という単語を調べた場合、「 to give something to someone or make it available to them, because they need it or want it」という訳を見た時に、"give" も "someone" も "available" も "need" も全て辞書で調べないと理解出来ないようなレベルの人の場合は、英英辞典を利用する意味がありませんので絶対に使わないようにしてください。

 

また最初のうちは、意味の分っている単語を調べるようにしていくと、その調べた単語を説明している文章や単語の方も復習するという事にもなりますのでぜひお試し下さい。

 

なお英英辞典の種類もたくさんありますが、初心者が使うものとしては「LONGMAN」 がオススメです。

 

LONGMAN」 については以下のような無料オンライン版のものがありますので、スマホやパソコンを使って英語学習を行っている方はぜひ使ってみて下さい。

LONGMANウェブサイト

→ Longman Dictionary of Contemporary English Online

 

また以下のように「English - Japanese」又は「Japanese - English」へ切り替える事で英英辞典としてだけではなく英和辞典や和英辞典としても使えますのでとても便利です。

LONGMAN

 

 

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