語学学習時によく使用される「日常会話レベル」の定義とは?

日常会話レベルの英会話をマスターしたい!」 という話を良く耳にしますよね。ではこの 「日常会話レベル」 というのはいったいどの程度のレベルを言っているのか、みなさんは考えた事がありますか?

 

一般的な「日常会話」の定義は?

まず「日常会話」という言葉を辞書で引いてみると、「日常の何でもない時に交わされる会話」や「普段の生活における会話」などと定義されています。

 

普段の生活で交わされる会話といっても、いろいろな会話が考えられますよね?

 

・単なる挨拶

 

・相手や自分の家族に関する会話

 

・お互いの仕事に関する会話

 

・最近起こった事件や事故に関する会話

 

・政治に関する会話

 

・病気や病院に関する会話

 

などなど、普段の生活における会話といっても会話する内容は多岐にわたりますよね?

 

特に話す相手によっては、かなり専門的な会話を日常的にするという人もいると思います。

 

つまり一言で「日常会話」といっても、その人の生活パターンや今置かれている生活環境、また話す相手によっても大きく違ってくるため、「日常会話とは?」といった定義をすること自体無意味と言えるかもしれません。

 

オンライン英会話における「日常英会話コース」とは?

オンライン英会話スクールのホームページを見てみると、そのスクールが提供しているコースの中にも「日常英会話コース」というものをよく見かけます。

 

ところがその内容を見てみると、基礎コースから上級コースまであって、ほとんど全ての会話が網羅されているようなところもありますし、スクールによる「日常英会話」の定義も大きく異なっているようです。

 

スクール側の経営戦略としては、生徒に長く在籍してほしいわけですから「日常英会話」と銘打っていろんな内容を取り入れている事は理解出来ますが、習う側としてはスクールによって同じ名称のコースの内容が大きく異なると、混乱してしまうという欠点もあります。

 

いずれにしても英会話スクールを選ぶ際は、提供されているコースの名称で判断するのではなく、どのような内容について学習する事が出来るのか、正式に入校する前に慎重に確認する必要があります。

 

「日常会話」 の定義は人によってかなり違う!

日常会話の定義

 

結局のところ、一口で「日常会話」と言っても人によってその範囲はかなり違うという事です!

 

「お互いに挨拶を交わし、自己紹介や趣味の事がちょっとだけ話せる」というレベルで満足する人もいるでしょうし、「政治や環境問題についてもいろいろ議論したい」と思っている人もいる事でしょう。

 

人によって「日常会話」の定義が異なりますから、要は自分が話したい内容を英語で言ったり聞いたり出来るようになった時が必要な習得レベルに達した(=自分なりの日常会話が出来るようになった)というふうに考えれば良いと思います。

 

すなわち「日常会話」という言葉にこだわるのではなく、自分はどのような場面でどのような会話が出来るようになりたいのか?という事を明確にしておく必要があるという事です。

 

まずは身の回りの事が話せるレベルを目標に!

世間話

 

ただ最初から難しい話まで出来るようになる事を目標にしてしまうと、途中で挫折したり嫌になったりする可能性が高いと思います。

 

なので、英語学習の目的が日常会話レベルの習得である人は、まず第一ステップとして趣味や身の回りの事が話せるようになることを目標にしてみてはいかがでしょうか?

 

そして、ある程度話しが出来るようになったら、あとは会話をする中で少しずつレベルアップをしていけば良いと思います。

 

相手と会話をしていくうちに、自然と話したい内容が広がっていきますので、それに合わせて語彙を増やしたり新しい表現を覚えていくのも楽しいものだと思いますよ。

 

 

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