日本とフィリピンでは結婚式のスタイルに大きな違いがあります。
またフィリピンならではの異国文化の漂う披露宴コンテンツなども存在します。
そこで今回はフィリピンの結婚式について日本と比較しながら詳しく解説していきます。
このページの目次
日本とフィリピンの結婚式の違いについて
下記に日本とフィリピンの結婚式の違いについての特徴をまとめました。
日本
日本の結婚式はフィリピンに比べ、スケジュールに基づいてシンプルな構成内容で開催されます。
日本の結婚式は親族や友人などを40名〜多ければ60名招待し着席スタイルのコース料理と共に新郎新婦が考えた演出を楽しみます。
フィリピン
フィリピンの結婚式はアメリカ・スペインなどのウェディングの催しとカトリック教徒に基づいた儀式で構成されています。
家族の多いフィリピンでは一般家庭でも結婚式に参加する人の数が100名を超えるなんてこともあります。
また結婚式でのエンターテイメントが派手で歌手やダンサーなどのゲストも多く登場します。
結婚式のスタイル
結婚式のスタイルについて両国の違いをもう少し詳しくご紹介します。
①挙式
日本は、ホテル・レストラン・教会などの新郎新婦の好きなところで挙式を挙げることはできますが、国民の80%がカトリック教徒のフィリピンでは挙式は宗教的な側面がとても強く、教会で挙げるのが一般的です。
また新郎新婦どちらもカトリック教徒でない場合には挙式を教会で挙げることができないこともあります。
②衣装
日本だと結婚式はスーツやドレス、袴や着物などの正装で参列することが一般的ですが、フィリピンは基本的にドレスコードはなく、私服に近いようなカジュアルな装いで結婚式に参加する人も多いです。
またフィリピンでは招待状に「カラーコード」が決められていることが多く、新郎側は青・新婦側は赤のように決められたカラーの服装で結婚式に参列することもあります。
③披露宴
日本の結婚式では、披露宴は一般的に行われ、新郎新婦の両親が費用の半分を負担することが多くありますが、フィリピンでは披露宴が行われないこともよくあります。
披露宴を行う場合には新郎新婦が全て費用を負担する必要があるのが理由とされています。
④ご祝儀
日本ではご祝儀の習慣があり、結婚式に招待された人は新郎新婦に祝儀を渡します。
親しい間であれば5万円、そうでなければ3万円が相場とされています。
一方フィリピンではご祝儀の習慣はありません、結婚式に招待された人は贈り物(プレゼント)を新郎新婦へ渡すことが習慣とされています。
フィリピンならではの結婚式の4つの風習
ここからは日本の結婚式ではみられないフィリピンならではの結婚式の4つの風習について紹介します。
①バージンロードは新郎新婦以外も歩く
バージンロードは新郎新婦またはその親族だけでなく、結婚式に参列する友人やそれ以外の人も教会に入る時に歩くことが許されています。
セレモニーの一環として、まず最初に親戚や友人が歩くなんてこともよくあります。
その際は必ず男女のペアになってバージンロードを歩くことが条件とされています。
②結婚式の前日に独身パーティー(バチェラー・パーティー)がある
結婚式の前日などに新郎側は男同士で、新婦側は女同士で独身最後の時間を友人を招いてパーティーすることをバチェラーまたはバチェロッテ・パーティーと言います。
独身最後の夜を楽しむのが趣旨であるため男女別々の場所で夜通しパーティーが行われます。
③結婚式でマネーダンスという踊りが披露される
マネーダンスとは、披露宴で新郎新婦がダンスを始めたときに服やベールにお金をピンで留めるという結婚式での伝統的な催しです。
マネーダンスは幸運と繁栄を願う意味と新郎新婦の結婚生活の経済的な支援としても行われます。
金額は決まっておらず、100ペソ(約2.5円)から1000ペソ(約2500円)とさまざまです。
④13コインというセレモニーが行われる
スペインの伝統的なセレモニーで新郎が新婦の手に13枚のコインを渡した後に永遠の愛を誓うというセレモニーです。
コインが13枚ある理由は、イエスキリストと12の使徒を表していると言われています。
まとめ
このように、フィリピンと日本の結婚式には、さまざまな違いがあります。
フィリピンの結婚式に招待された際には、これらの日本との違いを知っておくことで、より一層結婚式を楽しむことができるでしょう。
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