日本に比べると医療環境が不十分で、トラブルも多いと噂のフィリピンの病院。
今回、体調を崩した時にセブ島にある総合病院を訪れたので、その際のチェックアップ(受診)内容についてご紹介します。
この記事では受診の流れや予算についてもご説明しますのでぜひ最後までご確認下さい。
セブ島のセブドクターズ
日本人患者も安心して利用できるジャパニーズヘルプデスクという窓口も完備した病院
(ジャパニーズヘルプデスクでは通訳や現地医療に関するサポートをおこなっています)
今回訪れたのがセブ島にある有名病院のセブドクターズ
こちらでチェックアップ(受診)を受けに行きました。
建物内にはいくつもの診察室があり、朝から多くの患者さんで溢れています。
フィリピンの病院(特に大きな病院)は予約可能なところが多いため、予約してから病院に向かうことをおすすめします。
入り口部分にはセキュリティーガードがおり、チェックアップに関する道案内をおこなってくれます。
注意するべき点としてフィリピン内の大きな病院では、任意ではありますがマスク着用の呼びかけがあります。
周りを見渡すとほぼ9割の方々がマスクを着用していたので買ってから病院内に入ることをおすすめします。
病院内待合室
各フロアには医師の診察室がありチェックアップを待つ人達が沢山います。
日本の病院とは違い診察室は会社のオフィスのようになっており、医師と話す前に秘書から時間の説明や受診表の記入を依頼されます。
私は月曜の朝に訪れたのですが、チェックアップまでに約3時間半かかりました。
4組だけしか待合室にいなかったのに医師が約2時間遅れて診察室に到着した為、結局3時間半待ちました。
フィリピンタイム(時間に遅れる)の文化は十分心得ていましたが、まさか病院でもここまで待つとは思いませんでした。
なので皆さんも時間に余裕を持ってチェックアップを受けることをおすすめします。
チェックアップの流れ
医師の診察室で秘書からの説明を受ける
↓
医師のチェックアップ(受診)を受ける
↓
医師の方針に基づき治療または検査を受ける
↓
ラボ(検査室)で検査を受ける
↓
再度、医師の検査室に戻りチェックアップを受ける
以上がチェックアップの流れとなります。
医師の方針に基づいて治療や検査を受ける点はもちろん日本とは変わりないですが、フィリピンの病院では患者の予算に合わせてオプション(治療の代案)をいくつか出すという違いがあります。
医療費を全額カバーできないフィリピン人が多いため、必要最低限の治療に留める人が多い関係からこのようなオプション案があるのだと思います。
金額について
フィリピンの病院では支払先がそれぞれ異なるので注意が必要です。
チェックアップ費用は600ペソ(1,500円)
支払先 医師の診察室
チェックアップは医師の元でおこなわれるので、支払は医師の診察室でおこないます。
私は医師から直接痛み止めの頓服薬も頂いたので、チェックアップに薬代も含まれています。
※通常であれば処方箋を元に薬局で支払いが必要です。
検査費用は800ペソ(2,000円)
支払先 ラボ(検査室)
採血と尿検査を受けた金額になります。
支払はラボ(検査室)の受付で検査を受ける前に行います。
検査結果については、直接受け取る場合と担当医師の秘書に受け取ってもらう場合の2パターンがあります。
検査結果によっては後日医師の診察室を訪れる必要があります。
チェックアップ費用と検査費用をあわせると1400ペソ(3500円)となります。
噂で「外国人は高額請求される」と聞いていたので少し心配していたのですが、蓋を開けると日本と比べても差ほど変わらない金額でしたので安心しました。
まとめ
以上がフィリピンの病院でのチェックアップ(受診)についての内容となります。
病院内待合室で3時間半待ったのは想定外でしたが、支払いや検査等は問題なくスムーズに終えることができました。
海外保険をお持ちの方は全額保険会社の負担となるので病院にかかる時に利用することをおすすめします。
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