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英語初心者が日常英会話をマスターするための勉強法


英語ペラペラ


学問に王道なし」ということわざ通り、英語を習得する上においても「この教材で学習すれば必ず英語が上達する」といった王道的なものはないという事をまず理解しておきましょう。


どんな学習方法であってもそれを継続することこそ一番の早道なのです!


とは言え、長期の海外出張や駐在勤務がまじかに迫っているという人にとっては、せめて日常会話程度の英語は身に付けておきたいものですよね。


それでは早速、私の長年の友人でもある英語ペラペラの日本人(外国に長年住んでいる二人)が実践した勉強法についてご紹介したいと思います。


 

その1.学習する目的を明確にする!


学習目的を考える


まず最初に「自分はなぜ英会話をマスターする必要があるのか?」という学習の目的を明確にしておきましょう!


ただ「英語を話せるようになりたい」といった理由で学習を行った場合、何をどの程度学習すれば良いのか、どのレベルになったら目標を達成したといえるのか全く分りませんし、ただダラダラと学習しているだけの状態となってしまいます。


ここでは仮に、学習の目的を「日常英会話(次項で更に細かく定義)をマスターする」としておきます。


参考 → あなたにとって英会話の習得は本当に必要ですか?


 

その2.日常英会話の定義、想定される会話を準備する


入国審査


ここでのタイトルを「英語初心者が日常英会話をマスターするための勉強法」としていますので、まずは「日常英会話」とはどの程度の会話レベルかという事を定義しておきたいと思います。


とは言っても、これを厳密に定義することは非常に難しいので、ここでは便宜上以下のような場面での会話を「日常会話レベル」と定義しておきたいと思います。


日本国内において

・外国人に道を聞かれる

・挨拶、自己紹介をする


海外旅行において

・飛行機の中で飲み物などを頼む

・入国審査での質問に答える

・タクシーでホテルまで行く

・ホテルでチェックインをする

・お勧めのレストランを尋ねる

・道を尋ねる

・レストランで注文する

・ショッピングをする

・ホテルでチェックアウトをする

・飛行場のカウンターでチェックインする


更により具体的な勉強法を示すために、ここでは「入国審査での質問に答える」という場面での会話について取り上げてみます。


入国審査では

1.相手が何を質問しているかを理解できるようになる。

2.相手の質問に対して答えられるようになる。

ということが必要になってきます。


これらが確実に出来るようになることが、この場面での会話をマスターしたと言えるでしょう。


実際の会話例(アメリカの場合)としては、以下のようなものが考えられます。


入国審査の場合は、基本的に決められた同じ質問(入国の目的、目的地、滞在期間)がされますので、マスターすべき会話もかなり絞れると思います。


【実際の会話例】

Next person. はい次の方どうぞ。

Can I see your passport ? パスポートを拝見できますか?

What's the reason for your trip ? 旅行(入国)の理由は何ですか?

What's the purpose of your trip ? 旅行(入国)の目的は何ですか?

What are you doing here ? 何をしに来られたのですか?

What are you here for ? 何のために来られたのですか?

Why are you here ? なぜ来られたのですか?


審査官によって若干聞き方が異なる場合がありますので、上のセンテンス程度はどの聞き方をされても分かるようにしておきましょう。


もし分からなければ、Perdon ? と言って他の言い方で言い直してもらいましょう。


上記の質問(入国の目的は何ですか?)に対する返事としては、

Sightseeing. 観光です。

For business. 仕事です。

For studying English. (To study English.) 英語学習のためです。留学です。


*但し仕事の場合は、

What company do you work for ? お仕事はどちらの会社ですか?→ 会社名を言う。

What's your position ? 役職は何ですか?→ Orner、Managerなどの役職名を言う。

Where's your final destination ? 最終の目的地はどちらですか?

Where are you going ? どちらへ行かれますか?

Where are you going to be staying ? どちらへお泊りですか?

この場合の返事としては、正確な住所ではなく単に都市やホテルの名前を言えばOKです。


または、

At my friend's house. 友人宅です。

At a relative's house. 親戚の家です。

At my host family's house. ホストファミリーのお宅です。


時には住所を聞かれることもありますので、言われたときに分かるようにしておきましょう。

Do you know the address of where you're staying ? 滞在する住所は分かりますか?

What's the address of where you're staying ? 滞在する住所は何ですか?

この場合は、機内で記入する入国カードにも宿泊先の住所を記載しているはずですのでそれを見せるだけでもOKです。


How long will you be staying ? どのくらい滞在されますか?

How long will you be here ? どのくらい滞在されますか?

How long are you going to be in the states ? アメリカにはどのくらい滞在される予定ですか?


返事としては、

Three days.

Two weeks.

などと滞在期間を答えればOKです。


質問が終わったら、OK, you can go. などと言って通してくれます。


ただ入国審査の場合は国によっても若干違いますが、基本的な質問項目は決まっていますので、どうしても心配な場合は、質問と答えを全て英語で書いた紙を準備しておき、それを見せればそれだけでも通してくれると思います。


ここではあくまでも一つの場面を例として取り上げ、その場面ついて想定される会話を準備する手順について解説したものです。


このような手順で前に示した場面(あなたが必要としている場面)について、勉強しマスターしていきましょう。


参考 → 中学英語で日常英会話を習得するのは本当に可能なのか?


 

その3.どの単語をどのくらいの数覚えれば良いのか?!


英単語を覚える


覚えなければならない単語についても、会話が出来るようになりたい場面を明確に出来ていれば、必然的にそれに必要な会話の中で使用される単語を覚えれば良いという事になります。


例えば「destination」という単語を覚える場合は、


「destination」→「目的地」というふうに単語のみの意味を覚えるのではなく、


Where's your final destination ? 最終の目的地はどちらですか?


と文章として覚えるようにします。


会話の中では一つの単語が単独で使用されることはほとんどありませんので、その単語が文章の中で使用されたときにその意味が理解出来たり、自分で言えるようにしておかなければ会話を成立させることは出来ないのですからね。


参考 → 英会話を習得するにはどの英単語をいくつ覚えれば良いのか?


 

その4.センテンスを類似表現もいっしょに覚える


単語を覚える際に文章と同時に覚えるようにしていれば、特に分けて考える必要はないと思いますが、


例えば相手の出身地を日本語で聞く場合


出身地はどちらですか?

どちらのご出身ですか?

どちらからいらしたんですか?

生まれはどこですか?


等々いろんな聞き方がありますよね?


英語でも前述の入国審査での質問のように


Where's your final destination ? 最終の目的地はどちらですか?

Where are you going ? どちらへ行かれますか?

Where are you going to be staying ? どちらへお泊りですか?


などのように同じ質問内容であっても人によって異なる文章が使用されることがありますので、一つの文章に対して出来るだけ多くの類似する文章を覚えていた方がより会話がスムーズに出来ることにつながると思います。


類似表現としてどのようなものがあるかを調べる方法ですが、例えば入国審査で使用される英語であれば、


Googleで「入国審査 英語」などと調べれば、それを解説している多くのサイトが検索されますので、出来る限り多くの類似表現を身につけておくようにしましょう。


 

その5.基本的な文法を理解する


英文法を理解する


文法については学者の間でも意見が分かれるようですが、日本の英語教育ではかなり重要視されているのではないでしょうか?


英語ペラペラの友人の意見としては、日常会話程度の英会話をマスターするだけであれば、文法は全く必要ない!という意見でした。


但し、普通の日本人であれば英語の語順「主語+動詞+副詞」程度の事は誰でも知っていますので、それ以上の複雑な文法は必要ないという意味だそうです。


私の経験でもベルギー人やフランス人、時にはイギリス人であっても、「過去・現在・未来」の時制などについてはかなりいい加減に使っていた記憶があります。


こちらが指摘すると、逆になぜそんなに気にするのか不思議がられたことさえありました。


日本語で考えてみても、来日してすぐの外国人が、


ワタシ イク エイガ キノウ


と言ったら、「この人は昨日映画を見に行ったんだな」という事が理解できますからね。


但し、余裕があれば少しずつでも中学校レベル程度の文法については理解しておいた方が良いと思います。 


参考 → 英会話を習得する上で「英文法」 は本当に必要か?


 

その6.英語の発音について


発音練習


英語初心者にとって、ネイティブ並みの発音をマスターすることはかなり難しいと言わざるをえないでしょう。


しかし、英語ペラペラの友人いわく、「キーとなる単語については、一つでも多くきれいな発音が出来るように練習した方が良い!」という事でした。


キーとなる単語」というのは、例を挙げると、

Is there a McDonald's near here? この近くにマクドナルドはありますか?

という文章を言う場合の「McDonald's」がそれにあたります。


この単語さえきちんと発音できれば、他の単語の発音が適当であっても相手は理解してくれるという事です。


逆に以下のような単語が正確に発音出来なかったせいで、勘違いされてしまったという事は、私自身も何度も経験があります。


thick(厚い)とsick(病気)、correct(正しい)とcollect(集める)など


ここで私自身が経験したベルギー駐在時代のとても恥ずかしいエピソードを一つ


当時私は電話機に対する品質保証の仕事をしていたのですが、あるミーティングの中で


受話器を置く(=電話を切る)」という意味で


"put the phone on the hook"


という表現を使う事があったのですが、この英語自体は間違っていないのですが、私がこのフレーズを言うと、毎回現地のスタッフが「クスクス」笑うんです!


その時は理解出来なかったのですが、後で確認したところ、"hook" の "h" の発音が "f" になっていたので、現地のスタッフには "hook" が "fuck "に聞こえていたとの事でした。


"fuck" → つまりエッチな意味のあれです


日本人の場合、日本語の発音にない下唇を噛むようにして発音する "f" や "v" の発音が苦手ですよね?


私も苦手だったので、「下唇を噛む」という事をあまりに意識しすぎていた為に、"hook" の "h" の発音が "f" になってしまっていたようでした。


今考えても恥ずかしすぎて赤面しそうです!


あなたが日常で使う可能性の高いセンテンスの中で、上のように正しい発音が出来ないと勘違いされやすい単語をピックアップして、それらに限定して正しい発音が出来るまで練習しておいた方が良いと思います。


参考 → 初心者にとって発音の矯正は必要か?


 

まとめ


今回英語ペラペラの友人から話を聞いた内容をまとめてみると、


1.学習する目的を明確にする

2.自分に必要な想定会話集を作る

3.まずは想定会話集にある単語のみを覚える

4.想定会話集にあるセンテンスの類似表現を覚える

5.中学校基礎レベルの文法を把握する

6.想定会話集内のキーとなる単語について発音練習をする


「こんなことぐらい誰でも知ってる事だ!」と叱られてしまいそうですが、この程度の当たり前の事をいかにきちんとやったかどうかが長期間外国で生活していく中で、仕事上でも日常生活でもいかに大切かという事を私自身も身をもって経験してきました。


まずは海外生活がスタートした日から「毎日必ず必要となる表現」からスタートして、「電話を受けた時に必要となる表現」→「外食に行ったときに必要となる表現」といったように少しずつ使える表現をプラスしていけば良いと思います。


みなさんもここに書かれた当たり前の事をきちんとやって、あなたに必要な日常英会話を確実に身に付けていってください。


 

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